輝いているあの人も、小さな一歩を踏み出したから、
今がある。
そして今日も自分なりの「いただき」を目指して、
一歩ずつ歩んでいる。
そんな富士青春市民の、自分らしくイキイキとした
生き方や取り組みの様子をご紹介します。

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鶴田慈貴さん

Tsuruta Itsuki

「第41回U-22プログラミング・コンテスト」で経済産業大臣賞を受賞!将来は人の役に立つソフトウェアを開発したい。

受賞したのはどのような作品ですか?

「deepMusa(ディープムーサ)」という作品で、楽譜の画像を読み込むと、AI(人工知能)が、音符の高さや長さ、記号を物体検出し、音声ファイルとして出力するウェブアプリです。
独創性が大変優れていると評価され、アイデア部門で最高賞の経済産業大臣賞を受賞することができました。

制作しようと思ったきっかけは?

父の仕事の関係で、小学2~4年生をイギリスで過ごしました。学校のプログラミングの授業でその楽しさを知り、帰国後も独学で勉強を続けていました。現在、吹奏楽部でクラリネットを演奏していますが、自分のパートの音を覚えようとするときに、楽譜から音階やリズムを読み取る「譜読み」だけでは音楽を想像するのが難しく、曲のイメージが湧きません。そんなときに自動で音楽を演奏してくれるソフトウェアがあれば便利だと考え、制作することに挑戦しました。
朝、早起きして学校へ行くまでの間や、学校から帰宅してから就寝までの時間などを利用し、一日5~6時間、制作を行い、完成までに9か月かかりました。新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったり、部活動が制限されたりしましたが、その分、家で過ごす時間が増え、作業に集中することができました。

今後の目標は?

「deepMusa」の精度をさらに高め、多くの人に利用してもらえるソフトウェアにしたいと思っています。
また、将来はプログラマーとして人の役に立つソフトウェアを開発できるよう、これからも勉強を続けていきます。

Profile

富士市立富士南中学校の2年生。小学校2年生から4年生までをイギリスで過ごし、現地の学校の授業でプログラミングを学ぶ。帰国後も独学でプログラミングの知識や技術を習得しながら、創作活動を行う。現在、中学校では吹奏楽部に所属するとともに、生徒会長を務める。

※「U-22プログラミング・コンテスト」とは
自らのアイデアと技術で新しい未来を拓く、次代を担う22歳以下のITエンジニアを対象とした作品提出型プログラミング・コンテストです。1980年から経済産業省主催として、優れた人材の発掘・育成を目的に開催されており、2014年に民間移行され、今回で41回目を迎えました。
2020年11月29日(日)に最終審査会がオンラインで開催され、一次審査を通過した16作品のプレゼンテーション、結果発表、表彰式が行われました。応募作品の中から、「総合」「プロダクト」「テクノロジー」「アイデア」の4つの部門で経済産業大臣賞が決まり、鶴田さんの作品は「アイデア」部門で受賞しました。また、スポンサー企業賞もあわせて受賞しました。