輝いているあの人も、小さな一歩を踏み出したから、
今がある。
そして今日も自分なりの「いただき」を目指して、
一歩ずつ歩んでいる。
そんな富士青春市民の、自分らしくイキイキとした
生き方や取り組みの様子をご紹介します。

35

桑原恵弥さん

Kuwabara Satomi

悩んでいる人を一人にしないで、みんなで支え合えるまちにしたい!

活動を始めたきっかけは?

「ハハコグサ」は、流産・死産など様々な理由で生まれてくることができなかった赤ちゃんのママ・パパをサポートする自助グループです。赤ちゃんが生まれた後には様々なサポート体制が整っていますが、生まれてくることができなかった赤ちゃんのママ・パパには、十分なサポートがないのが現状です。赤ちゃんを失った人の中には、誰にも気持ちを打ち明けられず一人で悩んだり、責任を感じて自分自身を責めたりする人も少なくありません。また、周囲の人も気を使って声をかけられず、結果として孤独になってしまいます。
私自身も、今年の1月に一卵性双生児をなくす経験を通して、同じような悩みや思いを持つ人と共感し合える場が必要だと強く感じ、今年10月4日(天使の日)に「ハハコグサ」を立ち上げました。

活動内容は?

令和2年10月29日に1回目のお話会を開催し、参加者がそれぞれの経験や思いを語り合いました。来年1月にもお話会を予定しており、今後も定期的に開催していきたいと思っています。モノづくりのワークショップなども交えながら、参加者が自分の気持ちに向き合えるような機会をつくっていきたいと思っています。
また、このような自助グループを閉鎖的なイメージではなく、必要な人に対していつでも開かれているような存在として認識してもらえるよう努力していきたいです。

今後の目標は?

私が「ハハコグサ」を立ち上げたのは、一つのきっかけづくりだと考えています。この「ハハコグサ」の活動をきっかけに、今後、いろいろなところで同じ活動を行う場が増えていくことを願っています。当事者だけではなく、多くの人にも活動を知ってもらい、いろいろな人がつながることで支え合いの輪が広がっていってほしいです。
つらい思いをしている人を一人にしないで、周囲の人たちで支えてあげる。そんな活動を次世代につなぎ、今の子どもたちが大人になっても笑顔で過ごせるまちになったらうれしいです。

Profile

保育士として働いていたが、妊娠を機に退職。2018年に、伊豆市から富士市へ転入。2020年5月からチャイルドカウンセラーとしての活動を行いながら、自身の経験をもとに10月に「ハハコグサ」を立ち上げる。https://haha-kogusa.themedia.jp/